★内容証明通知について

1.内容証明通知とはどんなものか?
2.内容証明通知の使いどころ
3.内容証明通知の心理的効果
4.内容証明通知の証拠能力
5.内容証明通知の限界
6.内容証明通知の作成方法・提出手順

内容証明通知とはどんなものか?

内容証明通知とは、
@その通知が相手に到達した事、Aその手紙の内容、
つまり誰が、どんな内容の通知を、いつ受け取ったかを
いつでも第三者機関である郵便局が証明してくれる郵便物です。

裁判などの証拠としても非常に有効なので、弁護士や行政書士のような法律家が多用します。

内容証明通知の使いどころ

内容証明通知書ってどんな時に使うの?

@何かを請求したい時
内容証明は、『相手に何かを請求したい』と思ったときに利用される事が多いものです。
口を酸っぱくして支払いを要求してもお金を払ってくれない相手に『これで返してくれなければ、
あとは法的手段をとりますよ』といったような最後通告的な意味で使われ、
心理的な圧迫感を与えます。

A法律効果を発生させる
債務者の『消滅時効の援用』への対抗策として、内容証明による催告書で時効期間を
延長させる事ができます。また、時効期間をリセットするため、相手に債務を認めさせる手段
として使われることもあります。

B権利の主張
時効の援用、債務不存在の確認、越境建築の中止要求、著作権侵害の警告など、
いろいろな権利を主張する手段としても使用されます。

内容証明通知の心理的効果

内容証明通知書の心理的効果@
内容証明が送られてくると、たいていの人はドキっとしたり嫌な気持ちになったりするものです。
また、その内容も『義務を履行しないと法的手段を取る』などというものが多いので、
この内容証明を無視すると本当に裁判や告訴をしてきそうだ、もっとやっかいな事になりそうだ
という心理的圧迫感が働きます。

内容証明通知書の心理的効果A
更に、弁護士・行政書士など法律家の職印が押されてあれば、バックに法律家がついている
ということが分かりますから、貸主の人の良さを当てこんで舐めた対応を取ってきた相手も
考え方を改めざるを得なくなります。

内容証明通知書の心理的効果B
電話や普通の手紙に対しては梨のつぶてだった相手も、内容証明が送られてくると焦って
連絡をしてくることが多いものです。そうした機会を捉えて返済の約束を取り付けたり、
債務を承認させて時効を中断させたり、金銭貸借契約書等の証拠が無い債権についても
新たに証拠作りをしたりすることが出来ます。

内容証明通知の証拠能力

内容証明通知書の証拠能力
…内容証明通知書を出しても相手がそれを無視してきたらどうすれば良いのでしょう?もちろん諦めることもできますが、民事調停、支払督促、少額訴訟などの法的手段に訴え、最終的には強制執行によって債権を取り戻すことも可能です。内容証明通知書による請求・督促は、そうした法的手段に訴えた際には強力な証拠となります。

内容証明通知の限界

内容証明通知書の限界@
内容証明通知は、それだけで強制力や法的効力を持つものではありません。相手がしたたかな人間の場合、内容証明通知を受け取ってもそれを無視してくる場合もあります。

内容証明通知書の限界A
配達証明つきの郵便で送るため、不在の場合には相手に届かない可能性があります。 郵便局は、不在の場合、相手先に連絡表を残してきた上で、配達後1週間は郵便物を保管し、相手が受け取りにくるのを待ちます。
それでも取りに来ない場合は、2〜3回程度再配達を試みますが、どうしても相手が不在で通知書を渡すことができない場合、差出人に郵便物が戻ってきてしまいます。

内容証明通知の作成方法・提出手順

「内容証明郵便」は様々なルールがあります。
※ご自身で内容証明を送られる場合の書き方です。また、電子内容証明の場合は当てはまりません。

【文字数について】
縦書きの場合        ・1行につき20文字 1枚に26行まで
横書きの場合(右記のどれか)・1行20字以内、1枚26行以内
              ・1行13字以内、1枚40行以内
              ・1行26字以内、1枚29行以内

【用紙のサイズ】
特に制限はありませんが、内容証明専用の原稿用紙で手書きするかA4の用紙を使って手書きするかのどちらかが一般的です。

【使うハンコについて】
通常は書いた内容証明の差出人欄に自分のハンコを押します。
その際に使用する印鑑の種類は問いませんが、自分自身の名前がわかるほうが望ましいです。通常は認印を使用します。

【出し方】
内容の同じ用紙を3部用意します。
差出用の封筒には本文の差出人、受取人と同じ住所と氏名を記載する必要があります。
内容証明を取り扱っている郵便局の窓口に持っていき、料金を払い完了です。
その際に本文に押した自分の印鑑(認印)を持っていったほうがよいでしょう。